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2020年1月30日木曜日



丹波の山里ベッカライカフェ・:*【ゾンネ通信:No,0336】*:・(1/31~2/4)*:・

この週末土曜日からは如月2月となります。

如月の名前の由来に付きましては、おそらく以前にも書かせて頂いた事があったと思いますが、諸説ある中で最も一般的に浸透している由来は、まだ寒さが残る2月は、衣(きぬ)を更に重ね着することから「きぬさらにき月」としたものを、更に短く「衣更着」としたのではないかというものです。

この他にも、草木の芽が張り出す月であることから「草木張月」が詰まって付いたと言う説や、燕が来る時候であることから「来更来」月が語源というもの“等など”も古い文献には残されている様ですが、実のところ、古典文学においての「キサラギ」の用例が極めて少なく、他の月と比較しても謎が多く、その意味するところはほとんど解明されていないそうです。

さて、今年は閏年。ご存知の通り2月は1日多く4年に一度の29日まで、カレンダーの日付がある年となります。

この事で、ちょっと調べて初めて知った事なのですが、今現在一般的に使用されている暦の太陽暦として、使われている「グレゴリオ暦」は、通常の平年では1年を365日であることは当たり前なのですが、一般的に認識されている「4年に一度が閏年」はどうやら誤りの様です。

実際には400年間に97回閏年を置いて、その年を平年より1日多い366日とすると言うのが正解だそうです(つまり400年に100回閏年ではない)。
必ずしも4年に1度の閏年が巡る訳ではなく、必ずいつかは閏年ではなく、平年のオリンビックイヤーに切り替わるタイミングがやってくると言うことらしいですね(果たしていつまでオリンピックのお祭り騒ぎがもてはやされるのやら…年末の紅白と同じ様な、別の意味での行う事に意義がある行事となるのでは、心配です)

中国で発生したコロナウイルスの影響や、被害状況が日増しに規模拡大しているニュースは、隣国日本をはじめ、東南アジアのみならず、欧州や北米、南米でも大きく取り上げられる世界規模のニュースとなり、深刻度を深めています。

先週も書かせて頂いたのですが、やはり色々な情報を見ていても、インフルエンザ対策レベルの予防と衛生習慣、後は不要不急な人混みなど想定される場所への外出を避けるなどする事で、感染のリスクは格段に低減できるそうです。

玉石混在するネットの情報に惑わされる事なく、正しい知識と行動で無難にこの騒動を乗り切りたいものです。

【営業日/営業時間等のお知らせ】

今週末金曜日からの営業(1/31~2/4)には営業期間中のスケジュールに変更予定はございません。

販売時間は金~火曜日まで朝8:00から夕方6:00の通常(通年)通りの営業時間で、またカフェ営業時間 8時00分~17時00分(Last order 16時30分)にて皆様のお越しをお待ち致しております。

【週末獨逸麺麭(今週末のドイツパン)】

31日(金曜日)レギュラードイツパンは“ハーファブロート”(Haferbrot=オートミールブロート)をご用意致します。
牛乳で炊いたオートミール(燕麦)粥で生地を仕込むこのブロートは、食感も風味も優しく、軽快かつもちもちした存在感を感じるとても食べやすい食パンタイプの商品です。
意外にもオートミールはカルシウムの非常に豊富な食材で、100g当たりのカルシウム含有量は47mg(比較:白米3mg・玄米7mg)と、とても効率良く摂取することができます。

ただし、植物由来のカルシウムであるため、腸管からの吸収率は良くないので、吸収を促進させるためビタミンDや乳糖も含まれる牛乳と一緒に食べることをお勧めいたします。

今週末日曜日(2月2日)のドイツパンはバックハウスブロート(Backhausbrot=パン焼き小屋風ブロート)です。

“バックハウス=Backhaus”とはドイツ語で「パン焼き小屋」を意味しますので、字の如く「パン焼き小屋風ブロート」という事になります。

嘗ては週に一度、ドイツの各村々にあるパン焼き小屋の石窯に火を入れ、村の各家庭でお母さんが仕込んだパン生地で作った日々食べる大型のパンを持ち寄って、共同で一週間分のパンを焼いていたそうです。このパン焼き小屋は古くから社交の場となっていたそうで、今でも活用されている石窯も多く残されているそうです。

素朴なドイツの古き良き伝統のノスタルジアを感じさせる“バックハウスブロート”は、ラントブロートやバオアンブロート同様に、ドイツ各地の地域性豊かなベーシックブロートとしてベッカライでは取り扱われている商品です。

配合や製法の異なるその地域/その村での流儀や伝承によって、パン焼き小屋に持ち寄った素朴なブロートは、時代は変わっても愛されているローカルフードの一つといえるでしょう。

【《秋冬限定》この週末からのパングラタン】

今週末のパングラタンは、「ベーコンとそら豆のクリーム煮グラタン」です。

2月3日は節分。古く歴史を遡ると、立春正月の一陽来復(冬が去り、新春を迎える)と言う思想が基となり、季節の節目にあたる春分の前日を一年の最後と考え、邪気を祓い、開運を願う様々な行事が伝承されてきた事により、その中の一つとして豆撒きの習慣は今も残っています。

古くから日本人に馴染みの深い豆類。小豆や大豆などが代表的ですが植物性たんぱく質を豊富で、食生活に馴染みがあるものとしては、もちろんソラマメも同様です。

ミネラルも多く含有し、血圧を調整する働きのマグネシウムやナトリウム(塩分)を排泄する役割があるカリウムは高血圧の抑制に効果があります。骨の成分でもあるマグネシウム、リン、鉄分も豊富で、糖質代謝を促すビタミンB1や、新しい皮膚や粘膜をつくる「美容系ビタミン」のビタミンB2、血行促進や、脂質・蛋白質・炭水化物のエネルギー変換を促す通称「ビタミンB3」ナイアシンなどのビタミンB群が豊富です。ビタミンCも含んでいます。風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。

ベーコンとそら豆のクリーム煮込みはドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州(デュセルドルフやケルンのある州)やニーダザクセン州(ハノーファーやヴォルフスブルクのある州)、位置的にはドイツ北西部の一帯の郷土料理で、シンプルで素朴な一品なのですが、本場の煮込みにはもう一品「洋梨」が具材に加わり、この3種揃って基本形となるのですが、冒険(?)は避けて今回は洋梨は省かせて頂きました(実際洋梨の入らないレシピもありました…f(-.-;)


【《秋冬限定》ホームメイドの熱々スープ】

今週末からの自家製スープは浅蜊(アサリ)のトマトスープ「マンハッタンクラムチャウダー(Manhattan clam chowder)」をご用意致しております。

一般的にチャウダーというと、牛乳ベースのクリームシチューのようなものを先ずは思い浮かべられることかと思います。
牛乳ベースのクリーム系のチャウダーは俗に「 ニューイングランドクラムチャウダー」あるいは「ボストンクラムチャウダー」と呼ばれるものです。

これに対し今回の様なトマトベースのものは、ニューヨーク・ ブルックリン橋の南側、サウス・ストリートとフルトン・ストリートの交差するあたりにかつてあった「フルトン・フィッシュ・マーケット(魚市場)」(…現在はブロンクス地区・ハンツポイントの突端に移転)を牛耳っていたイタリア系移民やポルトガル系移民が、祖国で馴染み深かったトマトの煮込み料理をアレンジし、魚河岸に上がる二枚貝で煮込みを作ったことが名前の由来だそうです。

しかしそのスープの源流を辿ると、ジャズフェスティバルで有名なニューポートのあるロードアイランド州に移住してきたポルトガルからの移民が、故郷の伝統料理のトマトベースのシチューを作っていたことに由来するそうです。

クリーム系クラムチャウダーとは異なる仄かな酸味と甘みは、アサリの「旨味」をグッと引き立ててくれます。

【新商品/販売終了/休止/再開/売価変更のお知らせ】 

・間もなく訪れる大きなイベントと言えば聖バレンタインデーではないでしょうか?

近畿圏各地の主だった百貨店では特設会場を設営して、いよいよバレンタイン戦国時代状態に突入致します。
聴くところに拠ると、近畿圏のチョコレート熱は別格な様で、日本最大級のチョコレートの祭典「バレンタインチョコレート博覧会2020」を開催している阪急うめだ本店や、関西百貨店で最も早く先々週18日(土)から、「バレンタイン ショコラ コレクション 2020」をスタートしているあべのハルカス近鉄本店等など、非常に熾烈な争いを繰り広げています。

やはり今年も、女性ターゲットの自分用のチョコを、イチオシの品揃えの軸にしている売り場に力を入れているところが多いらしく、年々バレンタインデーの意味合いも変化してきている様に思いますが、皆様はどの様になさいますか?
さて、今年もこの先末から、この時期に合わせてビターチョコのクグロフ「ショコラーデン・グーゲルフプフ(Schokoladengugelhupf)」を製造販売致しております。

深い黒のカカオの香りとほろ苦さは、まさに大人の為のチョコクグロフと言えると思います。
御自分用にも、手土産にも、もちろん従来どおりの気持ちを添えたプレゼントにも。 

・この冬はイチ押しホットドリンクと致しまして、ジャスミンティーをお勧め致しております。

ジャスミンティーの香りの成分にはストレスを解放する効果や、イライラしている気分を沈静化させる効果の他、茶葉に含まれる茶カテキンの血糖値抑制効果、渋みの成分タンニンの脂肪低減効果、脂肪燃焼に働きかける効果も期待できる成分も含まれている、健康を気にする方にとってはとても興味を唆られる成分の豊富な中国茶の一つです。

令和2年新年に入り、通常販売価格400円(税込)のところ、3月末までの期間限定で300円(税込)で販売致しております。

普段はコーヒーや紅茶しか飲まない方、炭酸飲料や100%果汁信望者の方、或いはジャスミンティーに興味はあったけれども手が伸びなかった方!!
どうぞこの機会にポットサービスでお出ししている温まる上、香りでリラックスできるジャスミンティーを、ほっこりひと休みのひと時のお供に、心休まるひと時を過ごしてみては如何でしょうか?


【その他お知らせ】

・オープンエアでのんびりお茶やお食事を楽しんで頂くテラス席のご使用に関しまして、今年の厳冬シーズン期間のテラス席閉鎖はお休み期間となっております。
この期間中は、喫茶・喫食は店内のテーブル席・カウンター席のみ御利用致します。

・当店では、新たに施行される健康増進法の趣旨に賛同し、幼児から年配のお客様まで誰もが健康的に楽しめるお店として、喫煙・受動喫煙による健康被害を防ぐために、来年新年度の2020年4月1日より、敷地内を全面禁煙(従来のタバコと同様に電子タバコ等の新しいタバコに関しても)と致します。なお、敷地内には、建物内はもちろん、駐車場、テラス席や庭などの敷地も含まれます。利用される全ての皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

・先週より弊店でもクレジットカード、交通系IC、一部の電子マネーによるキャッシュレス決済始めました。
QRコード決済(payペイ・LINEペイ等)と電子マネーへの現金チャージ、現金と電子マネーの併用はできません。
経済産業省が推進する《キャッシュレス・消費者還元事業》の最大5%還元の対象店舗となっております(こちらのキャッシュレス・消費者還元事業参加店舗が探す事ができるアプリやWebでは、決済手段の一覧にコード決済(QR/バーコード)の使用が可能と表示されておりますが、間違いですのでお気を付け下さい)。


・弊店には駐車場スペースを設けており、お車でのご来店のお客様にご利用頂いておりますが、駐車場スペースには限りがございます。
どうかグループでお越しになられるお客様は、乗用車お1人1台ではなく、可能な限り極力お乗り合わせの上お越し頂きます様、伏してご協力お願い申し上げます。また、駐車スペースは区画された所定の場所に正しくお止め頂きますことも併せて御願い申し上げます。

大きく道路にはみ出した駐車は工事車両のみならず、小学校・学童施設とも隣接する道路は通園・通学・生活道路の為、また配送大型車両や緊急車両も通行しており、近隣住民の皆様や、その他のお客様の通行を妨げる迷惑駐車は事故を未然に防ぐ意味からも、どうか慎み頂きます様重ねてお願い申し上げます。
(駐車場内及び公路上での車両に因る事故、或いは盗難・破損等のトラブルにつきましては、当店といたしましては一切の責任を負いかねますので予めご了承願います。店舗南側(厨房出入り口側)プレハブ倉庫横にも1台分のお客さま駐車スペースを確保致しております。)

(※天候不順や その他の理由のため、近隣各方面からのご来店が著しく困難な状況を事前に予想された場合には、営業時間の変更・中止を行う場合もございます。また、原材料・商材の入荷事情に拠り、予告なく販売予定商品の中止や、仕様の変更が発生する場合もございます。予め御承知於き下さいます様、伏してお願い申し上げます。なお、ご不明な点などがございましたら、何也とお問い合わせ下さいませ。)

~今週も拙い長文にお付合い頂き有り難うございました~



2020年1月23日木曜日



丹波の山里ベッカライカフェ・:*【ゾンネ通信:No,0335】*:・(1/24~1/28)*:・

1月もいよいよ終盤を迎え、正月の過ぎていく時間の速さは師走とはまた異質な感じで、何かボォっとしている間に時間が過ぎてしまった様な焦りを感じております(1月の最終営業は、次の休み明けの31日ですが)。

実感の湧かない大寒を迎え、未だに雪の降らない胡麻の郷の1月末とは信じがたい光景に、この季節に庭に咲く山茶花の花も雪あればこそ映えるものの、冬枯れの芝の上に散らばる深紅の花弁が、何かしら無念な思いで次々散っていく様にも見えて一層もの悲しげに見えてまいります。

今週末の土曜日(25日)は旧暦の1月1日で、所謂旧正月としてカレンダーには書かれています。
今現在の日常生活の中では神戸の南京町や、横浜や長崎の中華街等ではお祭りで賑やかに過ごすものの、一般的にはあまり無関心な暦の一日だと思います。

ところが、今年に限り(であればよいのですが)で言うならば、ここからの1週間は少し気の抜けない期間になるかも知れません。
海の向こう、中国武漢で問題が拡大しているコロナウィルスの感染が、この期間中の春節での大量来訪の旅行客から、密かに齎される可能性がゼロではないと言う心配が日々報道で伝わっているからです。やはり心配ですよね。

インフルエンザよりも感染力は低く「致死率10%弱のSARSよりかなり低い印象。SARSは当初から重症者がもっと多かった」と被害は限定的だと複数の専門家は分析しており、「国内で感染が広がるリスクはほぼない」と言われています。

 「国内の人は特別な対策は必要ない。手洗いやマスクなど、インフルエンザの予防策を取れば足りる」と話す専門家の先生もおっしゃっていますが、インフルエンザそのものが猛威を振るうこのシーズン。
やはり仰る通り、常の予防への意識を持つことで、十分な防御になるのではないかなぁと思います。

色々と日々情報は更新されていますが、人混みや不特定多数の出入りする場所は必要最小限にとどめ、手洗いとウガイの徹底が先ずは大切だと言う事を意識し、不要なパニックには振り回されない正しい情報の分析が、言い古されて入るかとは思いますが、最も大事なのだろうかと思います(星の綺麗な人混みや行列とは無縁な場所から)。

【営業日/営業時間等のお知らせ】

今週末金曜日からの営業(1/24~1/28)には営業期間中のスケジュールに変更予定はございません。

販売時間は日曜を除く金~火曜日まで朝8:00から夕方6:00の通常(通年)通りの営業時間で、またカフェ営業時間 8時00分~17時00分(Last order 16時30分)にて皆様のお越しをお待ち致しております。

【週末獨逸麺麭(今週末のドイツパン)】

新年最初の営業期間のドイツパンがお休みであったので、今月のみ1週ずつ移動させる形で(今月は31日が第5金曜の為、第4週の週替わりスライドが可能)奇数の月の第3金曜日(13日)の週替わりドイツパンはイチジクブロート(ファイゲンブロート=Feigenbrot)を予定いたしております。 

イチジクはドイツに限らずヨーロッパ各地で古くから親しまれている果実です。また、栄養面での価値も高く豊富です。 

ペクチンを主体に食物繊維が豊富で整腸作用も有り、鉄分やカルシウムも摂れるので貧血対策にも良いとされていますし、カリウムの働きは塩分(ナトリウム)の過剰摂取時の排出作用により、特に食事に気を使う高血圧症の方には嬉しい食材です。 

タンパク質分解酵素のフィシンを含んでいるので、肉料理を食べ過ぎたときにこの分解酵素が肉のタンパク質を溶解し、消化しやすい状態にしてくれる働きを持っているのと同時に、二日酔いにも効果があるとされています。

今週末日曜日(26日)ドイツパン今週末のドイツパンは、“マイスブロート(Maisbrot=コーン(トウモロコシ)ブロート)”です。

この名前のマイス(Mais)とは、ドイツ語で“ トウモロコシ‘’意味します。
ドイツでは、ヨーロッパ連合(EU)の中でもトウモロコシ生産は上位に位置し、古くから日常食の素材としての馴染みは有ったのだろうと思います。
それ故か、三大穀物(米・麦・トウモロコシ)に挙げられる「トウモロコシ」は、もちろんドイツパンの素材として巧くドイツでは利用されてきました。

トウモロコシを乾燥させて微粉末にした状態の「コーンフラワー(Maismehl)」と、粗挽きにして顆粒状にした「コーングリッツ(Maisgrieß)」を使用致します。

世界的に視野をひろげると、やはりコーンブレッドと言えばアメリカ中南部が有名で、素材自体が持つ仄かな甘味が、塩漬けの肉や唐辛子料理、ボリューム感のある煮込み料理(シチュー)などとの相性がよく、昔からサンクスギビングディの添え物として用いられています。


【《秋冬限定》この週末からのパングラタン】

今週末のパングラタンは、「若鶏のトマトクリーム煮込み(Poulet à la crème et aux tomates)」です。

今回はシンプルに若鶏を使い、トマトピュレとトマトダイスカットを加えたクリームソースの組み合わせでご用意いたしました。

通常のベシャメルソースのまろやかさに加え、ほのかな酸味が味全体を引き締めるのが持ち味のトマトクリーム煮込みは、やはり若鶏の柔らかなもも肉との相性が個人的には一番合う気が致します(フランスの若鶏のトマトクリーム煮込み関連のサイトを見ると、結構ムネ肉を使用しているレシピが多いので、低脂肪高タンパクを意識される方などは是非そちらもご参照を)。

パントのマリアージュを念頭に、デップ使いを意識して今回もいつもの様に濃度を上げるのに少し小麦粉をバターで炒めてルーを作り、全体的にモッタリとした状態に仕上げましたが、あえてサラサラなソースにしてパスタやバターライスに添えてたり、チキン以外にも海鮮系(エビやサーモン)等と合わせてもとても美味しく頂くことが出来ます。

【《秋冬限定》ホームメイドの熱々スープ】

今週末からの自家製スープは、寒い季節にはとても体に染み渡る様な、少し和風テイスト寄りな「根菜のパンプキンスープ(Pumpkin soup with root vegetables)」をご用意致しました。

冬の底を迎えたこの大寒の季節、根物野菜の入った鍋や煮物はとても温まる料理ですよね。

今回は、通常のパンプキンホタージュとほんの少し趣を変えて、根菜と共に煮込んだ和テイストな雰囲気のスープをご用意致しました。

入っているお野菜は大根、金時人参、牛蒡、里芋、玉葱(ハンドブレンダーで南瓜と共にペイスト状にしているので玉葱は具材ではないのですがないのですが…)なので、それらの個性が一つ一つ主張すると、嫌が上にも“和風”と冠をつけるべきか悩みましたが、イメージの固定化を恐れて、あえて和風とは致しませんでしたが、さて、皆様のご感想や如何に…

【新商品/販売終了/休止/再開/売価変更のお知らせ】 

・お正月期間も漸く過ぎ去って落ち着きを取り戻したら、次なるイベントは聖バレンタインデーではないでしょうか?

近畿圏各地の主だった百貨店では特設会場を設営して、いよいよバレンタイン戦国時代状態に突入致します。
やはり今年も、女性ターゲットの自分用のチョコを、イチオシの品揃えの軸にしている売り場に力を入れているところが多いらしく、年々バレンタインデーの意味合いも変化してきている様に思いますが、皆様はどの様になさいますか?
さて、今年もこの先末から、この時期に合わせてビターチョコのクグロフ「ショコラーデン・グーゲルフプフ(Schokoladengugelhupf)」を製造販売致しております。

深い黒のカカオの香りとほろ苦さは、まさに大人の為のチョコクグロフと言えると思います。
御自分用にも、手土産にも、もちろん従来どおりの気持ちを添えたプレゼントにも。 

・この冬はイチ押しホットドリンクと致しまして、ジャスミンティーをお勧め致しております。

ジャスミンティーの香りの成分にはストレスを解放する効果や、イライラしている気分を沈静化させる効果の他、茶葉に含まれる茶カテキンの血糖値抑制効果、渋みの成分タンニンの脂肪低減効果、脂肪燃焼に働きかける効果も期待できる成分も含まれている、健康を気にする方にとってはとても興味を唆られる成分の豊富な中国茶の一つです。

令和2年新年に入り、通常販売価格400円(税込)のところ、3月末までの期間限定で300円(税込)で販売致しております。

普段はコーヒーや紅茶しか飲まない方、炭酸飲料や100%果汁信望者の方、或いはジャスミンティーに興味はあったけれども手が伸びなかった方!!
どうぞこの機会にポットサービスでお出ししている温まる上、香りでリラックスできるジャスミンティーを、ほっこりひと休みのひと時のお供に、心休まるひと時を過ごしてみては如何でしょうか?


【その他お知らせ】

・オープンエアでのんびりお茶やお食事を楽しんで頂くテラス席のご使用に関しまして、今年の厳冬シーズン期間のテラス席閉鎖はお休み期間となっております。
この期間中は、喫茶・喫食は店内のテーブル席・カウンター席のみ御利用致します。

・当店では、新たに施行される健康増進法の趣旨に賛同し、幼児から年配のお客様まで誰もが健康的に楽しめるお店として、喫煙・受動喫煙による健康被害を防ぐために、来年新年度の2020年4月1日より、敷地内を全面禁煙(従来のタバコと同様に電子タバコ等の新しいタバコに関しても)と致します。なお、敷地内には、建物内はもちろん、駐車場、テラス席や庭などの敷地も含まれます。利用される全ての皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

・先週より弊店でもクレジットカード、交通系IC、一部の電子マネーによるキャッシュレス決済始めました。
QRコード決済(payペイ・LINEペイ等)と電子マネーへの現金チャージ、現金と電子マネーの併用はできません。
経済産業省が推進する《キャッシュレス・消費者還元事業》の最大5%還元の対象店舗となっております(こちらのキャッシュレス・消費者還元事業参加店舗が探す事ができるアプリやWebでは、決済手段の一覧にコード決済(QR/バーコード)の使用が可能と表示されておりますが、間違いですのでお気を付け下さい)。


・弊店には駐車場スペースを設けており、お車でのご来店のお客様にご利用頂いておりますが、駐車場スペースには限りがございます。
どうかグループでお越しになられるお客様は、乗用車お1人1台ではなく、可能な限り極力お乗り合わせの上お越し頂きます様、伏してご協力お願い申し上げます。また、駐車スペースは区画された所定の場所に正しくお止め頂きますことも併せて御願い申し上げます。

大きく道路にはみ出した駐車は工事車両のみならず、小学校・学童施設とも隣接する道路は通園・通学・生活道路の為、また配送大型車両や緊急車両も通行しており、近隣住民の皆様や、その他のお客様の通行を妨げる迷惑駐車は事故を未然に防ぐ意味からも、どうか慎み頂きます様重ねてお願い申し上げます。
(駐車場内及び公路上での車両に因る事故、或いは盗難・破損等のトラブルにつきましては、当店といたしましては一切の責任を負いかねますので予めご了承願います。店舗南側(厨房出入り口側)プレハブ倉庫横にも1台分のお客さま駐車スペースを確保致しております。)

(※天候不順や その他の理由のため、近隣各方面からのご来店が著しく困難な状況を事前に予想された場合には、営業時間の変更・中止を行う場合もございます。また、原材料・商材の入荷事情に拠り、予告なく販売予定商品の中止や、仕様の変更が発生する場合もございます。予め御承知於き下さいます様、伏してお願い申し上げます。なお、ご不明な点などがございましたら、何也とお問い合わせ下さいませ。)

~今週も拙い長文にお付合い頂き有り難うございました~


2020年1月16日木曜日


丹波の山里ベッカライカフェ・:*【ゾンネ通信:No,0334*:・(1/171/21)*:

気がつけば既に1月後半戦。この営業週には「冬の土用」と二十四節気の「大寒(だいかん)」と言った、季節の節目を示す暦日が2つ入っていますが、冬の底とは思えぬ“酷しさのない”寒い日々が続く胡麻の郷です。

「大寒」は16世紀末に出版された暦本「暦便覧」には、「冷ゆることの至りて甚だしきときなればなり」と記されています。

つまり、ますます極寒の辛苦に苛まれ、寒さの絶頂期、つまり1年で一番寒い季節で、各地で年間の最低気温を記録が記録される頃ということなのですが、未だ雪を見ることのない冬を過ごす1月半ば過ぎとなっております。
夏の水不足がこの時期から気掛かりになってしまいます。

昨年の9月に発生した森林火災が未だ沈静化しないオーストラリアでは、野生生物、取分けオーストラリア固有の生態系が危機に瀕しているといいます。

規模が大きすぎるために、正確な数を把握することが難しいと言われていて、ある昆虫に至っては、既に3兆匹の死滅の可能性が指摘されています。

オーストラリアと言えば、コアラとカンガルーが真っ先に思い浮かべられると思いますが、その他にも、イギリス・ノーフォークノリッジに有るイースト・アングリア大学の生物学教授は「オーストラリア大陸はきわめて独特な生態系を誇り、この地域の維管束植物(シダ植物や種子植物)の85%と、哺乳動物の80%は、他の大陸では見られないものだ」と述べているように、豪州の限られた個体数の絶滅が、多くの種類の生物に起こる可能性を示唆しています。

原因はやはり異常気象による、周辺海域の海水温の上昇に起因する高温少雨のための異常乾燥だとされています。

南半球の出来事なのでなかなか実感がわかないかも知れませんが、北半球にも気候変動の余波は、色々なところに影を落としている様に思います。

この店の周辺では、ちょっとこの季節としては(例年とは)違和感を感じる様なことがあります。

この季節(1月中旬)では聴けない様な野鳥の囀りが、近くの雑木林や、向かいにある小学校の庭の木立から聞こえてくるのは、気候的にはそうかもねと思えても、本来寒の最中のこの時期はちょっと奇妙な感じがします(山里ならではの感覚かも知れませんね)。

何か明るい話題を書きたいと思いながら、ついついお寒い話題になってしまいました。

明るい話題ではないのですが、皆様ウルトラQってご存知ですか? 

おそらく一部特撮ヲタの方を除いては、私共のようなアラフィフからアラ還世代の、人口ピラミッドのひょうたん型の2つ目のコブのあたりの方の多くは知っていたり、実際に見ていたと言う方もいらっしゃるでしょう。

カネゴンやガラモン等多くのスター怪獣(?)を排出したその中の怪獣の中でも、人気トップクラスの、疾走する姿が印象的な「誘拐怪人ケムール人」は若い方でも見たことが有る方、いらっしゃるのではないでしょうか?

半世紀以上前の、19665月(地方では翌年)に放送されたケムール人の登場した回のサブタイトルが、何故か2020年の挑戦」なのです(青年の主張の様なタイトルですね)。

もしかしたら走る姿のケムール人と共に、「2020年の挑戦」と言うキャッチコピーがオリンピック/パラリンピックあたりで目にするか(いや…マニアック過ぎてそりゃないな)

【営業日/営業時間等のお知らせ】

今週末金曜日からの営業(1/171/21)には営業期間中のスケジュールに変更予定はございません。

販売時間は日曜を除く金~火曜日まで朝8:00から夕方6:00の通常(通年)通りの営業時間で、またカフェ営業時間 800分~1700分(Last order 1630分)にて皆様のお越しをお待ち致しております。

【週末獨逸麺麭(今週末のドイツパン)】

新年最初の営業期間のドイツパンがお休みであったので、今月のみ1週ずつ移動させる形で(今月は31日が第5金曜の為、第4週の週替わりスライドが可能)、2ヶ月周期の奇数月13週目ですが、今週末のドイツパンは、“ゲアステンブロート(Gerstenbrot=大麦ブロート)”です。

大麦を使用したパンは、ドイツに限らず北欧やバルト三国でもとてもポピュラーです。

主に飼料やビール等のアルコール飲料の原料として加工されるものが多い大麦は、ドイツでの生産量は世界屈指(2014年の統計では、ロシア、フランスに次いで第3ちなみに日本は56位)で日本の実に60倍近い生産量を誇り、北欧でもフィンランドやノルウェーの主要生産農産物は大麦となっています。北ヨーロッパでは生活と密着した親しみ深い食材だと思います。

大麦には小麦と異なり、パン作りに適した小麦の大きな特徴でもあるグルテンはほとんど含まれていません。単体素材として大麦でパンを作ると堅く重たい印象の仕上がりになってしまうため、ドイツのレシピでも基本的には73や、64と言った小麦主配合割合で作られる事がほとんどです。
ただ、食物繊維とでんぷん質が非常に豊富で吸水率が高い事で、独特の「モチモチ感覚」を生み出します。(感想には個人差がございますが、食感は「米粉ぱん」に近い印象を持ちます)

また、現在特に注目されているのが水溶性食物繊維「β(ベータ)- グルカン」です。

日本健康・栄養食品協会が平成25年に発表した大麦β-グルカンの健康機能性について、「コレステロールの正常化」「食後血糖値の上昇抑制」「満腹感の持続作用」といった効果が、多角的な研究を精査した結果あると言うことを発表しています。

特に「食後血糖値の上昇抑制」は、大麦β- グルカンが水に溶けるとゼリー状に固まる性質によって消化中の糖質の吸収が緩やかになり、血糖値の上昇を抑制すると言われており、またその効果は「セカンドミール効果」という持続作用があることも大きな特徴の一つです。「セカンドミール効果」とは、最初に食べたもの(ファーストミール)が、次の食事(セカンドミール)の血糖値にも影響をおよぼすことで、仮に朝食に「大麦を含む食品」を摂取すると、昼食も食後の血糖値の上昇が一定程度抑えることが確認されています。

またカルシウムやカリウムも豊富で健康志向の高い食材として古くから認知されています。酸味もなく、シンプルな味わいはドイツパン初心者の方にも安心してお勧めできる一品だと思います。


日曜日(19日)のドイツパンはカルトッフェルブロート(kartoffelbrot=蒸かしジャガイモを使ったドイツパン)となっております。

カルトツフェル(kartoffel)はドイツ語でジャガイモを意味します。

ドイツではオニオンソテーやナッツを一緒に練り込んだ物が多く見られます。独特の風味とモッタリとした食感が特徴です。

軽くトーストして食べて頂くと一層美味しさを実感して頂けると思います。
ごく軽くタイムやキャラウェイ等のスパイスを利かせていますので、それもアクセントとなっています。

意図した訳ではありませんが、この期間は、もちもち食感好きには大喜びな2品となりました。


【《秋冬限定》この週末からのパングラタン】

今週末のパングラタンは、「サーモンとほうれん草のクリームグラタン(Saumon à la crème et aux épinards)」です。

今回はサーモンを使ってクリームソースにほうれん草の組み合わせでご用意いたしました。

鮭や鱒にはDHAEPAを豊富に蓄え、コレステロールや中性脂肪を低下させる働きをもち、身の赤い色の色素には非常に強い抗酸化作用を持つ「アスタキサンチン」が多く含まれており、加齢防止や美肌効果に威力を発揮します。

ところで、このアンチエイジング効果が非常に注目されているサーモン。この効果を期待したいならば絶対に外してはいけないのは“皮”の部分なのです。

先の副将軍でお馴染みの水戸光圀公は鮭の皮が大好物であった事は歴史マニア(江戸専)の間では意外に知られた話らしいのですが、この皮の直下がなんといってもコラーゲンの宝庫なのです。

そしてここについている脂身にこそDHAEPAのほかにビタミンA、そして代謝作用に重要なビタミンB2が大量にあり、味覚の神経に重要な亜鉛も摂取できるのです。

ほうれん草の栄養価で筆頭に挙げられるのが、植物に豊富に存在する赤橙色色素の一つ「βカロテン」で、ほうれん草100gを摂取した場合、1日に必要な量の約40%を補うことが可能だと言われています。

βカロテンは体内で必要な量だけビタミンAに変換され、免疫力を上げ、感染症や癌の予防や視力の低下を防ぐなどがあります。動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防にも効果的で、また成長期の子どもの発育を促す効能もあると言われています。

βカロテン以外にも万能ビタミンと呼ばれるビタミンCも含まれます。ビタミンCは皮膚や喉・鼻のほか、眼球等粘膜を強化してくれる働きがあるので、美肌効果や風邪の予防といった効能があります。

ほうれん草には鉄分(非ヘム鉄)も豊富に含まれています。鉄分もβカロテンと同様に100gで1日に必要な量の約40%を摂取できます。ほうれん草にはビタミンCは鉄分と一緒に摂ることで吸収率が高まる性質が有るため、ひとつの野菜だけで鉄分の吸収率を高めることができます。

因みに野菜に含まれている鉄分の「非ヘム鉄」とは、野菜や海藻に含まれている鉄分です。

肉や魚由来の「ヘム鉄」の鉄分吸収率が1020%であるのに対し、非ヘム鉄は鉄分の吸収率が16%と低く、他のビタミン等の助けを借りなくてそのまま吸収できるヘム鉄とは異なり、単体ではそのままでは吸収されません。

しかし、ビタミンCや消化酵素と一緒に摂取する事によって吸収されるので、一般的に鉄分豊富な野菜として認識されているほうれん草や小松菜等から鉄分を摂りたい場合には、他の緑黄色野菜や果物を組み合わせた料理や献立にすると、効率よく非ヘム鉄を吸収できます。

また、肉類や魚介類のほか、乳製品と言った動物性のタンパク質とほうれん草を一緒に摂取しても、非ヘム鉄の鉄分吸収率は高められるので、今回の様に海鮮とのクリーム煮込みは打って付けですよ。

【《秋冬限定》ホームメイドの熱々スープ】

今週末からの自家製スープは、寒い季節によく効くヨーロッパ系アメリカ人のソウルフード「アメリカン・チキンスープ(American chicken soup)」を御用意致しております。

ステレオタイプのドッサリ・ワイルドなアメリカンフードとは結び付きにくいシンプルなチキンスープは、多くのアメリカ人にとって、心も身体も温める家族愛のシンボルとして、まさに「ソウルフード」なのだそうです。

1993年、アメリカでとても話題になり、世界中で40もの言語に翻訳されたベストセラー随筆集“chicken soup for the Sooul(こころのチキンスープ)”は、極有触れた生活の中の心温まる短編エピソードを紹介しており、ポジティブな気持ちにさせてくれる作品集ですが、心の癒しや改善と言った共通のイメージは、アメリカの一般家庭における民間信仰的な風邪薬の様な役割を果たしてきた、それぞれの家庭にある味“ホームメイド・チキンスープ”の不思議な力にあるのかもしれません。

2日じっくり煮込んだ鶏ガラと、ササミや玉葱、にんじん、セロリとショートパスタと言うシンプルの極致ともいえる心のスープは如何でしょうか?


【新商品/販売終了/休止/再開/売価変更のお知らせ】 

・お正月期間も漸く過ぎ去って落ち着きを取り戻したら、次なるイベントは聖バレンタインデーではないでしょうか?
今年もこの週末から、この時期に合わせてビターチョコのクグロフ「ショコラーデン・グーゲルフプフ(Schokoladengugelhupf)」を製造販売致します。

深い黒のカカオの香りとほろ苦さは、まさに大人の為のチョコクグロフと言えると思います。


・この冬はイチ押しホットドリンクと致しまして、ジャスミンティーをお勧め致しております。

ジャスミンティーの香りの成分にはストレスを解放する効果や、イライラしている気分を沈静化させる効果の他、茶葉に含まれる茶カテキンの血糖値抑制効果、渋みの成分タンニンの脂肪低減効果、脂肪燃焼に働きかける効果も期待できる成分も含まれている、健康を気にする方にとってはとても興味を唆られる成分の豊富な中国茶の一つです。

令和2年新年に入り、通常販売価格400円(税込)のところ、3月末までの期間限定で300円(税込)で販売致しております。

普段はコーヒーや紅茶しか飲まない方、炭酸飲料や100%果汁信望者の方、或いはジャスミンティーに興味はあったけれども手が伸びなかった方!!
どうぞこの機会にポットサービスでお出ししている温まる上、香りでリラックスできるジャスミンティーを、ほっこりひと休みのひと時のお供に、心休まるひと時を過ごしてみては如何でしょうか?


【その他お知らせ】

・オープンエアでのんびりお茶やお食事を楽しんで頂くテラス席のご使用に関しまして、今年の厳冬シーズン期間のテラス席閉鎖はお休み期間となっております。
この期間中は、喫茶・喫食は店内のテーブル席・カウンター席のみ御利用致します。

・当店では、新たに施行される健康増進法の趣旨に賛同し、幼児から年配のお客様まで誰もが健康的に楽しめるお店として、喫煙・受動喫煙による健康被害を防ぐために、新年度の202041日より、敷地内を全面禁煙(従来のタバコと同様に電子タバコ等の新しいタバコに関しても)と致します。なお、敷地内には、建物内はもちろん、駐車場、テラス席や庭などの敷地も含まれます。利用される全ての皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

・昨年10月より弊店でもクレジットカード、交通系IC、一部の電子マネーによるキャッシュレス決済始めました。

経済産業省が推進する《キャッシュレス・消費者還元事業》の最大5%還元の対象店舗となっております
但し、QRコード決済(payペイ・LINEペイ等)と電子マネーへの現金チャージ、現金と電子マネーの併用は行っておりません。(こちらのキャッシュレス・消費者還元事業参加店舗が探す事ができるアプリやWebでは、決済手段の一覧にコード決済(QR/バーコード)の使用が誤って可能と表示されておりますが、諸般の事情によりお取り扱いございませんのでお気を付け下さい)。


・弊店には駐車場スペースを設けており、お車でのご来店のお客様にご利用頂いておりますが、駐車場スペースには限りがございます。
どうかグループでお越しになられるお客様は、乗用車お11台ではなく、可能な限り極力お乗り合わせの上お越し頂きます様、伏してご協力お願い申し上げます。また、駐車スペースは区画された所定の場所に正しくお止め頂きますことも併せて御願い申し上げます。

大きく道路にはみ出した駐車は工事車両のみならず、小学校・学童施設とも隣接する道路は通園・通学・生活道路の為、また配送大型車両や緊急車両も通行しており、近隣住民の皆様や、その他のお客様の通行を妨げる迷惑駐車は事故を未然に防ぐ意味からも、どうか慎み頂きます様重ねてお願い申し上げます。
(駐車場内及び公路上での車両に因る事故、或いは盗難・破損等のトラブルにつきましては、当店といたしましては一切の責任を負いかねますので予めご了承願います。店舗南側(厨房出入り口側)プレハブ倉庫横にも1台分のお客さま駐車スペースを確保致しております。)

(※天候不順や その他の理由のため、近隣各方面からのご来店が著しく困難な状況を事前に予想された場合には、営業時間の変更・中止を行う場合もございます。また、原材料・商材の入荷事情に拠り、予告なく販売予定商品の中止や、仕様の変更が発生する場合もございます。予め御承知於き下さいます様、伏してお願い申し上げます。なお、ご不明な点などがございましたら、何也とお問い合わせ下さいませ。)

~今週も拙い長文にお付合い頂き有り難うございました~


2020年1月9日木曜日


丹波の山里ベッカライカフェ・:*【ゾンネ通信:No,0333*:・(1/101/14)*:

2020
年、今年最初の“ゾンネ通信”となります333号。
3」はバランスの取れた縁起の良い数字で、3つ並んでいる今回は、年初の出だしとして何か誠に勝手ながら、嬉しい予感の2020年の根拠の薄い確信から始まりました。

さて、遅れ馳せながら明けましておめでとうございます。
既に先日6日(月曜日)に、二十四節気の「小寒(しょうかん)」を迎え、寒の入りしたので、実際には
「寒中お見舞い申し上げます」
が、この時節の正式なご挨拶なのでしょう。

冬の季節の一番深いところ「晩冬」で、24の節気の23番目。
本来は寒気がまだ極を迎えてはいないと言う意味を示しているものの、実際には既に本格的な冬の季節を迎えているのがこの期間で、寒風と降雪に悩まされるのがこの「小寒」の時期だと言うのですが胡麻の郷には未だ積雪は疎か、昨年晩秋~初冬に遡っても降雪が全く有りません。暖かな(?)冬であることは間違いありません。

今年は3日(金曜日)から初売りを開始致しました。
巷では9連休で、年末年始の大移動の話題が方々から聞かれ、当初の予測では胡麻の郷は静かにのんびり新年のお休みの(一般的な)期間なのだろうと、長閑な正月気分でお客様をお迎えする段取りに致しておりましたが、「こいつは春から縁起が良い」とばかりに、予想に反して嬉しい大盛況となり、特に今年はロードバイク等自転車での遠方からの御来店多数で、これもこの年末年始の天候によるものだと驚いておりました。

御家族連れも多く、お里帰りで南丹市近郊の街からもお見えになるお客様も多く、賑々しい歳のはじまりを迎えさせて頂くことが出来た事は、また今年1年頑張って行こうと言う励みにもなりました。

話は変わり、2020と言う数字の並びは、東京オリンピック/パラリンピックの代名詞の様に認知されています。
実際、世界中のトップアスリートが集結し、最高のパフォーマンスを披露してくれる祭典となることは間違いありませんが、その最高の舞台を見に、世界中から多くの方々が来訪されます。

海の向こうでは意図して虎の尾を踏み緊張感を高めているリーダーや、箱入りオジサン高跳びするの巻など、小説より奇なりなヘッドラインニュースが飛び交い、世界の中の日本、日本の知見と世界の常識がこれまで以上に意識されてきました。

ワンマンカーで山陰本線の無人駅を降りる里山の胡麻の郷にも、昨年一年間に本当に色々な国のお客様が訪れ、丹波の自然の風景の中での緩やかな時間を過ごして頂くことがございました。
この流れはしばらく続くのでしょうか、流されるもの、流れてゆくもの、残すもの、取り残されるもの、少しだけ時間の流れが早くなっていった様に、世界の大渦の先のさざ波は、こんな長閑な里山でも感じられるようになりましたし、この1年がどんな年になるのかは期待と共に、脆弱故に些細な変化も注意深く見ていかなければならない気も致します。

【営業日/営業時間等のお知らせ】

今週末金曜日からの営業(1/101/14)には営業期間中のスケジュールに変更予定はございません。

販売時間は日曜を除く金~火曜日まで朝8:00から夕方6:00の通常(通年)通りの営業時間で、またカフェ営業時間 800分~1700分(Last order 1630分)にて皆様のお越しをお待ち致しております。

【週末獨逸麺麭(今週末のドイツパン)】

週末第1金曜日(3日)が新年特別営業期間によるドイツパンがお休みであったので、今月のみ1週間全て移動させる形で(今月は31日が第5金曜の為、第4週の週替わりを当てることが可能なのです)、2ヶ月周期の奇数月1月最初の週替わりドイツパンはゼザムブロート(Sesambrot=胡麻を使ったライ麦ブロート)です。

伝統的なヨーロッパのパンに於いてゴマを使用した(トッピングや練り込み)製品は、何かの形でオスマン・トルコ帝国の影響を受けたものが多いそうです。

例えば、ローマ帝国の中心であったイタリアには伝統的にゴマを使ったパンの類は見当たらないそうなのですが、イタリア南部、シチリア、マルタ島などはローマ帝国とオスマン・トルコ帝国との間で度々紛争した地域で、とりわけシチリアはアラブ系の文化の影響が随所に残されています。

シチリアのローカルパン“パーネ・シチリアーノ(Pane Siciliano)”は、独特の両端巻きの成形にたっぷりのゴマをトッピングしたもので、あたかもトルコスタイルのパンを思わせるような風情を持っています。

独特のライ麦由来の風味やサワー種の酸味に、非常にまろやかさと重厚な芳香を与える胡麻とのコンビネーションをお楽しみ下さい。

薄くスライスして頂き、多少炙る程度の焼き加減で食べて頂くと、 一層薫りをお楽しみ頂けると思います。

日曜日(12日)のドイツパンは“ゲヴュルツ・ブロート”(Gewürzbrot=スパイス・ブロート)です。

アニス、キャラウェイ、コリアンダー、クミン、ディルシード等個性的なスパイスを配合した、独特の味わいと香りを“しっかりと”楽しむ事のできる一品です。

パテやリエットとの組み合わせは、他のハード系ブロートとは全く異なる具材の旨味を引き出してくれる化学反応をお楽しみ頂けることでしょう。

サワー種由来の酸味と個性豊かなスパイスの芳香は、他のスパイス系のヨーロピアンブレッドよりも、遥かに贅沢な広がりと深みをご堪能頂けると思います。

【《秋冬限定》この週末からのパングラタン】

今週末のパングラタンは、「蛸のスペインバル風トマト煮込みグラタン(Pulpo Guisado en salsa de tomate)」です。 

近年日本でも、気軽に立ち寄って食べたり飲んだり、おしゃべりできるスペインスタイルを生かした南欧風居酒屋「バル」はとても人気がありますよね。丁度京都の「おばんざい」のスタイルに似た、カウンターにずらりと並んだスペイン各地方の特色ある伝統の大皿郷土料理を小皿にのせた“タパス”や楊枝に刺してつまめる“ピンチョス”といったスタイルが、今の時代の「チョイ飲み」と美食志向にうまく合致したのでしょう。

その中でも、 日本に紹介されているタパスの比較的メジャーな食材として大皿に乗ることの多い蛸の煮込みをご用意いたします。

大西洋に面したスペインの西端、ガリシア地方は魚介類の宝庫で日常的に海鮮に親しみ、バルにも海の幸をふんだんに取り入れた名物料理が多くあります。

蛸料理も例外ではなく、木皿にのせられて出てくる茹で蛸にEVオリーヴオイルとパプリカパウダーと塩のみの「蛸のガリシア風=Pulpo a Feira(プルポ・ ア・フェイラ)」があります。
美味しい地元ガリシアの海鮮には、晴れた日には南ヨーロッパの強い日差しが降り注ぎ、大西洋とカンタブリア海の 海洋性気候の恩恵で、年間の降雨量は1600〜1800ミリ程度の日本と同レベルの雨量で水にも恵まれた白ワインの名産地で知られるリアス・バイシャスやリベイロで栽培されてる、このガリシアでワインといえばこれ「アルバリーニョ種」の青リンゴを思わす果実香と酸味と口当たりのバランスのとれた、すっきりとした辛口の白ワインを飲みながら、仲間同士でワイワイ飲んだり、一人美味の悦にいる最高の「酒の肴」となることでしょう(この料理を食べる場合、ガリシアでは水ではなく必ずパンとワインというのが定番だそうなのですが、実際には地元では安価な若い赤ワインが用いられることが多いそうです)。

【《秋冬限定》ホームメイドの熱々スープ】


今週までスープはお休みし、体の芯まで温まる“自家製白玉ぜんざい (塩昆布付き)”をご用意して、皆様のご来店をお待ち申し上げます(意外とパンにも合うんです)。

【新商品/販売終了/休止/再開/売価変更のお知らせ】 

この冬はイチ押しホットドリンクと致しまして、ジャスミンティーをお勧め致しております。

ジャスミンティーの香りの成分にはストレスを解放する効果や、イライラしている気分を沈静化させる効果の他、茶葉に含まれる茶カテキンの血糖値抑制効果、渋みの成分タンニンの脂肪低減効果、脂肪燃焼に働きかける効果も期待できる成分も含まれているため、健康を気にする方にとっては、とても興味を唆られる成分の豊富な中国茶の一つです。

令和2年新年に入り、只今通常販売価格400円(税込)のところ、3月末までの期間限定で300円(税込)で販売致しております。

普段はコーヒーや紅茶しか飲まれない方や炭酸飲料のほか、100%果汁信望者の方、或いはジャスミンティーに興味はあったけれども手が伸びなかった方!!
どうぞこの機会にポットサービスでお出ししている温まる上、香りでリラックスできるジャスミンティーを、ほっこりひと休みのひと時のお供に、心休まるひと時を過ごしてみては如何でしょうか?


【その他お知らせ】

・オープンエアでのんびりお茶やお食事を楽しんで頂くテラス席のご使用に関しまして、今年の厳冬シーズン期間のテラス席閉鎖はお休み期間となっております。
この期間中は、喫茶・喫食は店内のテーブル席・カウンター席のみ御利用致します。

・当店では、新たに施行される健康増進法の趣旨に賛同し、幼児から年配のお客様まで誰もが健康的に楽しめるお店として、喫煙・受動喫煙による健康被害を防ぐために、来年新年度の202041日より、敷地内を全面禁煙(従来のタバコと同様に電子タバコ等の新しいタバコに関しても)と致します。なお、敷地内には、建物内はもちろん、駐車場、テラス席や庭などの敷地も含まれます。利用される全ての皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

・先週より弊店でもクレジットカード、交通系IC、一部の電子マネーによるキャッシュレス決済始めました。
QRコード決済(payペイ・LINEペイ等)と電子マネーへの現金チャージ、現金と電子マネーの併用はできません。
経済産業省が推進する《キャッシュレス・消費者還元事業》の最大5%還元の対象店舗となっております(こちらのキャッシュレス・消費者還元事業参加店舗が探す事ができるアプリやWebでは、決済手段の一覧にコード決済(QR/バーコード)の使用が可能と表示されておりますが、間違いですのでお気を付け下さい)。


・弊店には駐車場スペースを設けており、お車でのご来店のお客様にご利用頂いておりますが、駐車場スペースには限りがございます。
どうかグループでお越しになられるお客様は、乗用車お11台ではなく、可能な限り極力お乗り合わせの上お越し頂きます様、伏してご協力お願い申し上げます。また、駐車スペースは区画された所定の場所に正しくお止め頂きますことも併せて御願い申し上げます。

大きく道路にはみ出した駐車は工事車両のみならず、小学校・学童施設とも隣接する道路は通園・通学・生活道路の為、また配送大型車両や緊急車両も通行しており、近隣住民の皆様や、その他のお客様の通行を妨げる迷惑駐車は事故を未然に防ぐ意味からも、どうか慎み頂きます様重ねてお願い申し上げます。
(駐車場内及び公路上での車両に因る事故、或いは盗難・破損等のトラブルにつきましては、当店といたしましては一切の責任を負いかねますので予めご了承願います。店舗南側(厨房出入り口側)プレハブ倉庫横にも1台分のお客さま駐車スペースを確保致しております。)

(※天候不順や その他の理由のため、近隣各方面からのご来店が著しく困難な状況を事前に予想された場合には、営業時間の変更・中止を行う場合もございます。また、原材料・商材の入荷事情に拠り、予告なく販売予定商品の中止や、仕様の変更が発生する場合もございます。予め御承知於き下さいます様、伏してお願い申し上げます。なお、ご不明な点などがございましたら、何也とお問い合わせ下さいませ。)

~今週も拙い長文にお付合い頂き有り難うございました~


 スープ・グラタン販売終了のお知らせ 毎年冬季恒例の季節商品となります「スープ」「グラタン」に於きましては、今シーズンも多くのお客様にご賞味頂き、お楽しみいただいて参りました。 さて、今シーズンは例年よりも約1ヶ月ほど早くはなってしまいますが、今営業週(〜13日:火曜日迄) を持...