丹波の山里ベッカライカフェ・:*【ゾンネ通信:No,0336】*:・(1/31~2/4)*:・
この週末土曜日からは如月2月となります。
如月の名前の由来に付きましては、おそらく以前にも書かせて頂いた事があったと思いますが、諸説ある中で最も一般的に浸透している由来は、まだ寒さが残る2月は、衣(きぬ)を更に重ね着することから「きぬさらにき月」としたものを、更に短く「衣更着」としたのではないかというものです。
この他にも、草木の芽が張り出す月であることから「草木張月」が詰まって付いたと言う説や、燕が来る時候であることから「来更来」月が語源というもの“等など”も古い文献には残されている様ですが、実のところ、古典文学においての「キサラギ」の用例が極めて少なく、他の月と比較しても謎が多く、その意味するところはほとんど解明されていないそうです。
さて、今年は閏年。ご存知の通り2月は1日多く4年に一度の29日まで、カレンダーの日付がある年となります。
この事で、ちょっと調べて初めて知った事なのですが、今現在一般的に使用されている暦の太陽暦として、使われている「グレゴリオ暦」は、通常の平年では1年を365日であることは当たり前なのですが、一般的に認識されている「4年に一度が閏年」はどうやら誤りの様です。
実際には400年間に97回閏年を置いて、その年を平年より1日多い366日とすると言うのが正解だそうです(つまり400年に100回閏年ではない)。
必ずしも4年に1度の閏年が巡る訳ではなく、必ずいつかは閏年ではなく、平年のオリンビックイヤーに切り替わるタイミングがやってくると言うことらしいですね(果たしていつまでオリンピックのお祭り騒ぎがもてはやされるのやら…年末の紅白と同じ様な、別の意味での行う事に意義がある行事となるのでは、心配です)
中国で発生したコロナウイルスの影響や、被害状況が日増しに規模拡大しているニュースは、隣国日本をはじめ、東南アジアのみならず、欧州や北米、南米でも大きく取り上げられる世界規模のニュースとなり、深刻度を深めています。
先週も書かせて頂いたのですが、やはり色々な情報を見ていても、インフルエンザ対策レベルの予防と衛生習慣、後は不要不急な人混みなど想定される場所への外出を避けるなどする事で、感染のリスクは格段に低減できるそうです。
玉石混在するネットの情報に惑わされる事なく、正しい知識と行動で無難にこの騒動を乗り切りたいものです。
【営業日/営業時間等のお知らせ】
今週末金曜日からの営業(1/31~2/4)には営業期間中のスケジュールに変更予定はございません。
販売時間は金~火曜日まで朝8:00から夕方6:00の通常(通年)通りの営業時間で、またカフェ営業時間 8時00分~17時00分(Last order 16時30分)にて皆様のお越しをお待ち致しております。
【週末獨逸麺麭(今週末のドイツパン)】
31日(金曜日)レギュラードイツパンは“ハーファブロート”(Haferbrot=オートミールブロート)をご用意致します。
牛乳で炊いたオートミール(燕麦)粥で生地を仕込むこのブロートは、食感も風味も優しく、軽快かつもちもちした存在感を感じるとても食べやすい食パンタイプの商品です。
意外にもオートミールはカルシウムの非常に豊富な食材で、100g当たりのカルシウム含有量は47mg(比較:白米3mg・玄米7mg)と、とても効率良く摂取することができます。
ただし、植物由来のカルシウムであるため、腸管からの吸収率は良くないので、吸収を促進させるためビタミンDや乳糖も含まれる牛乳と一緒に食べることをお勧めいたします。
今週末日曜日(2月2日)のドイツパンはバックハウスブロート(Backhausbrot=パン焼き小屋風ブロート)です。
“バックハウス=Backhaus”とはドイツ語で「パン焼き小屋」を意味しますので、字の如く「パン焼き小屋風ブロート」という事になります。
嘗ては週に一度、ドイツの各村々にあるパン焼き小屋の石窯に火を入れ、村の各家庭でお母さんが仕込んだパン生地で作った日々食べる大型のパンを持ち寄って、共同で一週間分のパンを焼いていたそうです。このパン焼き小屋は古くから社交の場となっていたそうで、今でも活用されている石窯も多く残されているそうです。
素朴なドイツの古き良き伝統のノスタルジアを感じさせる“バックハウスブロート”は、ラントブロートやバオアンブロート同様に、ドイツ各地の地域性豊かなベーシックブロートとしてベッカライでは取り扱われている商品です。
配合や製法の異なるその地域/その村での流儀や伝承によって、パン焼き小屋に持ち寄った素朴なブロートは、時代は変わっても愛されているローカルフードの一つといえるでしょう。
【《秋冬限定》この週末からのパングラタン】
今週末のパングラタンは、「ベーコンとそら豆のクリーム煮グラタン」です。
2月3日は節分。古く歴史を遡ると、立春正月の一陽来復(冬が去り、新春を迎える)と言う思想が基となり、季節の節目にあたる春分の前日を一年の最後と考え、邪気を祓い、開運を願う様々な行事が伝承されてきた事により、その中の一つとして豆撒きの習慣は今も残っています。
古くから日本人に馴染みの深い豆類。小豆や大豆などが代表的ですが植物性たんぱく質を豊富で、食生活に馴染みがあるものとしては、もちろんソラマメも同様です。
ミネラルも多く含有し、血圧を調整する働きのマグネシウムやナトリウム(塩分)を排泄する役割があるカリウムは高血圧の抑制に効果があります。骨の成分でもあるマグネシウム、リン、鉄分も豊富で、糖質代謝を促すビタミンB1や、新しい皮膚や粘膜をつくる「美容系ビタミン」のビタミンB2、血行促進や、脂質・蛋白質・炭水化物のエネルギー変換を促す通称「ビタミンB3」ナイアシンなどのビタミンB群が豊富です。ビタミンCも含んでいます。風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。
ベーコンとそら豆のクリーム煮込みはドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州(デュセルドルフやケルンのある州)やニーダザクセン州(ハノーファーやヴォルフスブルクのある州)、位置的にはドイツ北西部の一帯の郷土料理で、シンプルで素朴な一品なのですが、本場の煮込みにはもう一品「洋梨」が具材に加わり、この3種揃って基本形となるのですが、冒険(?)は避けて今回は洋梨は省かせて頂きました(実際洋梨の入らないレシピもありました…f(-.-;)
【《秋冬限定》ホームメイドの熱々スープ】
今週末からの自家製スープは浅蜊(アサリ)のトマトスープ「マンハッタンクラムチャウダー(Manhattan clam chowder)」をご用意致しております。
一般的にチャウダーというと、牛乳ベースのクリームシチューのようなものを先ずは思い浮かべられることかと思います。
牛乳ベースのクリーム系のチャウダーは俗に「 ニューイングランドクラムチャウダー」あるいは「ボストンクラムチャウダー」と呼ばれるものです。
これに対し今回の様なトマトベースのものは、ニューヨーク・ ブルックリン橋の南側、サウス・ストリートとフルトン・ストリートの交差するあたりにかつてあった「フルトン・フィッシュ・マーケット(魚市場)」(…現在はブロンクス地区・ハンツポイントの突端に移転)を牛耳っていたイタリア系移民やポルトガル系移民が、祖国で馴染み深かったトマトの煮込み料理をアレンジし、魚河岸に上がる二枚貝で煮込みを作ったことが名前の由来だそうです。
しかしそのスープの源流を辿ると、ジャズフェスティバルで有名なニューポートのあるロードアイランド州に移住してきたポルトガルからの移民が、故郷の伝統料理のトマトベースのシチューを作っていたことに由来するそうです。
クリーム系クラムチャウダーとは異なる仄かな酸味と甘みは、アサリの「旨味」をグッと引き立ててくれます。
【新商品/販売終了/休止/再開/売価変更のお知らせ】
・間もなく訪れる大きなイベントと言えば聖バレンタインデーではないでしょうか?
近畿圏各地の主だった百貨店では特設会場を設営して、いよいよバレンタイン戦国時代状態に突入致します。
聴くところに拠ると、近畿圏のチョコレート熱は別格な様で、日本最大級のチョコレートの祭典「バレンタインチョコレート博覧会2020」を開催している阪急うめだ本店や、関西百貨店で最も早く先々週18日(土)から、「バレンタイン ショコラ コレクション 2020」をスタートしているあべのハルカス近鉄本店等など、非常に熾烈な争いを繰り広げています。
やはり今年も、女性ターゲットの自分用のチョコを、イチオシの品揃えの軸にしている売り場に力を入れているところが多いらしく、年々バレンタインデーの意味合いも変化してきている様に思いますが、皆様はどの様になさいますか?
さて、今年もこの先末から、この時期に合わせてビターチョコのクグロフ「ショコラーデン・グーゲルフプフ(Schokoladengugelhupf)」を製造販売致しております。
深い黒のカカオの香りとほろ苦さは、まさに大人の為のチョコクグロフと言えると思います。
御自分用にも、手土産にも、もちろん従来どおりの気持ちを添えたプレゼントにも。
・この冬はイチ押しホットドリンクと致しまして、ジャスミンティーをお勧め致しております。
ジャスミンティーの香りの成分にはストレスを解放する効果や、イライラしている気分を沈静化させる効果の他、茶葉に含まれる茶カテキンの血糖値抑制効果、渋みの成分タンニンの脂肪低減効果、脂肪燃焼に働きかける効果も期待できる成分も含まれている、健康を気にする方にとってはとても興味を唆られる成分の豊富な中国茶の一つです。
令和2年新年に入り、通常販売価格400円(税込)のところ、3月末までの期間限定で300円(税込)で販売致しております。
普段はコーヒーや紅茶しか飲まない方、炭酸飲料や100%果汁信望者の方、或いはジャスミンティーに興味はあったけれども手が伸びなかった方!!
どうぞこの機会にポットサービスでお出ししている温まる上、香りでリラックスできるジャスミンティーを、ほっこりひと休みのひと時のお供に、心休まるひと時を過ごしてみては如何でしょうか?
【その他お知らせ】
・オープンエアでのんびりお茶やお食事を楽しんで頂くテラス席のご使用に関しまして、今年の厳冬シーズン期間のテラス席閉鎖はお休み期間となっております。
この期間中は、喫茶・喫食は店内のテーブル席・カウンター席のみ御利用致します。
・当店では、新たに施行される健康増進法の趣旨に賛同し、幼児から年配のお客様まで誰もが健康的に楽しめるお店として、喫煙・受動喫煙による健康被害を防ぐために、来年新年度の2020年4月1日より、敷地内を全面禁煙(従来のタバコと同様に電子タバコ等の新しいタバコに関しても)と致します。なお、敷地内には、建物内はもちろん、駐車場、テラス席や庭などの敷地も含まれます。利用される全ての皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
・先週より弊店でもクレジットカード、交通系IC、一部の電子マネーによるキャッシュレス決済始めました。
QRコード決済(payペイ・LINEペイ等)と電子マネーへの現金チャージ、現金と電子マネーの併用はできません。
経済産業省が推進する《キャッシュレス・消費者還元事業》の最大5%還元の対象店舗となっております(こちらのキャッシュレス・消費者還元事業参加店舗が探す事ができるアプリやWebでは、決済手段の一覧にコード決済(QR/バーコード)の使用が可能と表示されておりますが、間違いですのでお気を付け下さい)。
・弊店には駐車場スペースを設けており、お車でのご来店のお客様にご利用頂いておりますが、駐車場スペースには限りがございます。
どうかグループでお越しになられるお客様は、乗用車お1人1台ではなく、可能な限り極力お乗り合わせの上お越し頂きます様、伏してご協力お願い申し上げます。また、駐車スペースは区画された所定の場所に正しくお止め頂きますことも併せて御願い申し上げます。
大きく道路にはみ出した駐車は工事車両のみならず、小学校・学童施設とも隣接する道路は通園・通学・生活道路の為、また配送大型車両や緊急車両も通行しており、近隣住民の皆様や、その他のお客様の通行を妨げる迷惑駐車は事故を未然に防ぐ意味からも、どうか慎み頂きます様重ねてお願い申し上げます。
(駐車場内及び公路上での車両に因る事故、或いは盗難・破損等のトラブルにつきましては、当店といたしましては一切の責任を負いかねますので予めご了承願います。店舗南側(厨房出入り口側)プレハブ倉庫横にも1台分のお客さま駐車スペースを確保致しております。)
(※天候不順や その他の理由のため、近隣各方面からのご来店が著しく困難な状況を事前に予想された場合には、営業時間の変更・中止を行う場合もございます。また、原材料・商材の入荷事情に拠り、予告なく販売予定商品の中止や、仕様の変更が発生する場合もございます。予め御承知於き下さいます様、伏してお願い申し上げます。なお、ご不明な点などがございましたら、何也とお問い合わせ下さいませ。)
~今週も拙い長文にお付合い頂き有り難うございました~